ずっと、好きでいる。
「・・・・・・・・・・・お金は必ず返すから。 藍、ありがとうな。 ゴメン。 本当にゴメン」
藍が好きすぎて、申し訳なさすぎて、苦しすぎて、辛すぎる。
「うん。 ・・・・・・・・・・・悔しいし、悲しいし、寂しいけど、でも納得はしてるから。 もう謝らなくていいよ。 ワタシが大貴だったら、同じ事をしていたハズだから」
藍が、うなだれるオレの肩を『ポンポン』と叩き、優しく微笑んだ。
藍の笑顔に再確認させられる。
やっぱりオレは、どうしたって藍が好きだ。
でも、藍の笑顔はもうすぐ見れなくなる。
藍はNYに行ってしまう。
結婚出来なくなった藍に、会社で会う事さえも、もうすぐ出来なくなってしまう。