ずっと、好きでいる。
おとなしく魚肉ソーセージを諦め、必要な材料を購入すると、マンションに向かった。
マンションに近づくと、部屋の明かりが点いている事が確認出来、優貴は既に帰っている事が分かった。
「ただいま」
玄関のドアを開けリビングにいくと、ソファーで優貴が本を読んでいた。
「おかえり。 お父さ・・・・・・・」
振り向いた優貴の目が藍を捕らえた。
途端表情を強張らせる、優貴。
優貴はどうしてそこまで藍を嫌うのだろう。