♡恋文♥
一緒に帰るのは嬉しいんだけど、

さっきから沈黙が続いている。

そんな沈黙にたえられなくなった私は思い切って話しかけてみた。

「雄祐はさ~なんで野球部に入るの?」

「…え?」

雄祐は驚いたようにしてる。

そりゃそうだ…。

野球が好きだからに決まってるよね。

自分で言ったことなのに、言わなきゃよかったと思う。

「う~ん…野球が好きだからかな~」

やっぱりそうにきまってるよね~。

「俺さ、高校でも野球して、甲子園…行くのが夢なんだ~」

初めて聞いた雄亮の夢。

甲子園…かっこいいな~。

「華憐は何部入るの?」

「私?私はね~特に決まってないの」



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