♡恋文♥

どこにも雄祐がいないから私がキョロキョロ探してると、

いきなり哀歌が笑いだす。

「な…何笑ってんの?」

「藤井なんて~ここにはいませ~ん♪」

意地悪そうに笑って言う哀歌。

…騙された…

「最悪~!!哀歌のバーカ!」

私が怒ったふりして哀歌に言うと、

皆して笑いだした。

「あはは!!華憐キモ-ィ♪」

「ベタ惚れじゃぁん!」

「バカ~」

皆好き勝手言い放題だ。

この人達…

仕返ししてやる…。

「あ…!哀歌、池田君いるよ?」

私は哀歌に小声で伝える。

当然…いるわけないんだけどね。

さっきされた仕返し~。
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