♡恋文♥
「え?なんでもないよ!」
「…俺と帰るのやっぱ嫌だった…よな?」
悲しそうな顔で見てくる真二。
「なんで~?嫌じゃないって♪」
「まぢ?あ~安心した!」
私は無理やり笑顔を作った。
実は、本当は一緒に帰るとか嫌…。
最初は軽い気持ちでOKした私。
でも…やっぱり雄祐には、真二といるとこを見られたくない。
雄祐は気にしないと思うけど…。
私が好きなのは雄祐だから。
誤解はされたくない。
「華憐?」
ふと誰かに呼ばれ、声がした方を見る。
「池田君…達…」
そこには、池田君達がいた。
もちろん…雄祐も。
…最悪だ…
当然、私が雄祐を好きなことを知らない池田君達はというと…。