♡恋文♥

「内緒ってあやしいよな~♪」

「本当は付き合ってんだろ?」

などと、いろいろ聞いてくるけど、

真二は内緒しか言わない。

…私には真二が何を考えてるのかわからない。

なんで?

普通に「付き合ってない」って言えばいいのに…。

ふと雄祐を見てみると…

雄祐は…険しい顔をしてる。

というか…うっとうしいような顔をしてる。

「まぁいいじゃん?2人の邪魔しちゃ悪いだろ。帰ろうぜ」

口を開いたのは…雄祐だ。

雄祐…誤解してるよね?

周りは一瞬だけ静まったが、皆納得したように、

「そうだよな。帰るか!仲良くしろよ♪」

そう言って帰って行った。

すれちがう瞬間に、雄祐と目が合ったけど

すぐにそらされた。
< 38 / 42 >

この作品をシェア

pagetop