猫×幼馴染≒ずっと一緒
だけど、そんな短い三年間の間。
あたしはずっとしーくんにひっついていた。
しーくんはあたしと家族になったときにはもう中学生だったから、会えなくなるのが寂しいと言って何回も中学校の中にまでついて行って迷惑かけたなぁ。
そんなしーくん大好きなあたしがおばあちゃん家に住み始めたのは、しーくん離れをするためだったんだけど。
「なんだ、前みたいに俺のお嫁さんになるとか、言ってくれないのか?」
「もう言わないよぅ」
もう一つは、しーくんが初恋の相手だからっていうこと。
だって、いくら血が繋がっていなくたって家族は家族だもん。
そのときにあたしが小さかったとしても、大きくなってからも気持ちが変わらなかったら困るからと、パパが言ってた。