金糸雀達とお茶会を
「今日はこれくらいにしといてやるよ」

一人の女子がそう言うと、私を取り囲んでいた女子達が私を離れ、立ち去っていく。

みんな、ボロボロになった私をクスクスと笑いながら…

ふと桃花と目が合う。
すると桃花は、私を馬鹿にするように、勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
その目には、罪悪感という表情は無く…ただ、ただ素直な優越感をたたえていた。
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