金糸雀達とお茶会を
ナンデ、ナンデ、ナンデ…?


深い悲しみの中、どこかから怒りがふつふつとわき上がって来た。
考えが塗り替えられる。
この時の私は、どうしても自分のせいじゃないと思いたかったのかもしれない。


…いや、違う。私のせいじゃない…私のせいじゃない…!!
私は何もしていない…!

あいつ…三木 桃花…!
あいつのせいだ…!




私の心をどす黒い感情が覆う。
そして、今までの痛みがどっと襲ってきた。
痛い…これもすべて…あいつの、せい…!



ぐ、と歯を噛み締める。





私を襲って来たどす黒い感情の正体は…






桃花への憎悪…憎しみだった。

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