金糸雀達とお茶会を
憎い…あいつが憎い…!
友も幸せも大切な人も大切なものも全て…全てあいつに奪われた!
憎い…あいつさえいなくなれば私は…!
あぁ、あいつの事を考えれば考える程ふつふつと怒りがわき上がってくる。
いや…怒りなんて生温いものでは無いだろう。


それはもうどす黒い…狂気にも似た、殺意。
桃花への純粋なる殺意、だ。


桃花が憎い憎い憎い憎い憎い憎いにくいにくいにくいニクイニクイ…!!
その言葉だけが頭の中を駆け巡る。

桃花なんて…桃花なんていなくなれば…この世から消えれば…!


そして、私は人として思ってはいけない事を考えてしまう。
そう…
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