金糸雀達とお茶会を
…そうだ…桃花を…桃花を殺してしまえばいいんだ…
それで私の復讐はできるし、きっと皆も事情を話せば…。
そうだ…そうだよ…
桃花を殺してしまえばいいんだよ…!!

あぁ、あの憎い人は死ぬ時にどんな表情をするのだろう?
どんな命乞いをするのだろう?
いや、案外命乞いなどせず、あっさり死んでしまうだろうか?
でもそれじゃつまらない。それにきっとあの女だ、どんな醜い姿になってでも命乞いするだろう。
そして、私を虐めた事を心の底から後悔して死ぬのだろう…

私のその時の思考は、
“桃花を殺す”
それ一色だった。


そんな時、
「おーい、そこの女の子ー。」

ふと、声がした。


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