金糸雀達とお茶会を
心臓がどくり、とはねる。
なんで、この人…今私が殺したいって思ってた事…分かるの…?
どうしよう…!?
突然の事で、頭がぐるぐると混乱する。
「…で、どーなの?」
そして、追い打ちをかけるように聞かれた。
あくまで少女の表情は穏やかなものなのだが。

「う、あ…」

声が上手く出せない。
どうしよう、…本当の事を言った方がいいのか、否定したほうが、いいのか…!?
すると少女は私の様子にくすり、と軽く微笑む。
「図星でしょ?」
どきり。
ここまでこれば…もう、本当の事を言うしか無いだろう。
「…ハイ」
「…やっぱり…あ、大丈夫。警察に通報とかしないから」
その言葉に軽くほっとする。
「…じゃあさ、アンタ、アタシの店来ない?」
「…お店…?」
お店…て、何の…?
一番最初に浮かんだのは、喫茶店や雑貨屋などだった。
人を殺そうとしている人間に、喫茶店や雑貨屋に来ないかと誘うのはおかしいだろう。
ということは…
「お店って…殺し屋、とか…?」
そんなの、マンガとかでしか見た事が無い。
しかし、他に考えられなかった。
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