幕末~
ここゎどこ





あの人達についてきて連れてきてもらったのゎ、凄い広い屋敷のような所、さっき言ってた屯所って所らしい、、



「ん?総司、そちらのお嬢さんゎ?」


屯所内に入ると、凄く体の大きい男の人が出迎えてくれた。



「美咲さんです、桜木美咲さん、どうやら道に迷ってしまったらしくて、土方さんが暫く屯所でかくまってやれとのことです」



「桜木です、すみません。無理言ってしまって」



「いやいや、構いませんよ、こんな男だらけのむさくるしい所ですみません、ゆっくりしていって下さい。俺ゎ近藤、よろしく」



「近藤さん、よろしくお願いします。」



なんだか、いい人達みたいだ。
…そう言えば、さっきの人、、、土方さんの姿がどこにも見当たらない


「美咲さん、部屋まで案内します、こちらへ。」

「はい」


「あ、紹介遅れました、俺ゎ沖田総司です」

「沖田さん、、、よろしくお願いします」


暫く沖田さんと広い屋敷内を暫く歩いていると


「さぁ、着きましたよ、ここが美咲さんの部屋です、あ、隣ゎ土方さんの部屋なんでなんかあったら土方さんたたき起こして下さいね、でゎ俺ゎこれで、」

「あ、沖田さん、ありがとうございます。」


沖田さん、なんか爽やかな人だなぁ。
でも、なんか裏がありそうな人だなぁ


そうだ、ケータイ。これで道を、、、、

「け、、、圏外??どうして?」

!まって、日付がおかしい、消えてる、、、。

「そうだ、電池がないのかも充電すれば!コンセントゎどこにあるんだろう、、、」


部屋を見渡してもコンセントゎない。
コンセントどころか、家電もない。

いや、まって!!外が暗くなってきて気づいたけど、この部屋、、、、、電気がない。

それどころか、外に灯り1つ見えない。どうゆうこと?全然理解ができない。

戸惑っていると、襖が開くことに気が付く


「おい、灯り持ってきたぞ」

「……、土方さん。」

「ん?なんだよ」

「…、ここゎ一体どこですか?」

「ん?あぁ?どこって、屯所だろうが」

「そうゆうことじゃなくて、ここゎどこですか?どうしてこんなに外が暗いんですか?暗いどころか、車一台も通ってないしここゎ一体どこなんですか?」

「おい、どうした、落ち着けって、何言ってるか分かんねぇが、夜だから暗いのゎ当たり前だろうが」

土方さんゎ私の言ってる事を全く理解していないみたいだ、

「大体、くるまってなんだよ?」

…え?今なんて、、、。車だよ?車。
わからない訳がないじゃん、、、、、、、。


「まぁ、何かよく分かんねぇけど、とりあえず灯り持ってきたから、お前も早く寝ろよ」



そう言って部屋を出ていった土方さん、、
一体何がどうなってるの、部屋に灯りがないのも不思議な事じゃないようだし、車も知らないなんて、一体ここゎ、、。
考えてもしかたないので、私ゎ、寝ることにした。朝になったら来た道を探しに行こう。



「おい、起きろ。飯だ。」

「んーー、、、っ!!!」

朝早く土方さんが起に来てくれた、、、。

「おはようございます。」

「飯だ。」
土方さんが朝食を持ってきてくれた。

「わざわざありがとうございます。」

「あぁ、他の兵士達に知れると厄介だからな」

兵士?一体なんのことだろう、自衛隊かなんかの寮なのかな、、、

「あ、あの土方さん、、」


「あぁ?なんだよ」


「土方さん達ゎ、一体なんの仕事をされているんですか?」


「しごと?」


「つまり、ここゎなんの屯所なんですか?」


「あぁ、ここゎ新撰組の屯所だ」



「!!!!!!し、新撰組??」



「まぁ、知らなくても無理ねぇか、俺たち新撰組ゎあまり知られてねぇしな」


ちがう、新撰組って、あの新撰組?
嘘だ、だって新撰組ってあの江戸時代にいた人たちだよね?、、、!!!土方、沖田、近藤って、、、本当にあの新撰組なの?
だとしたらここゎ、、、、、。



「おい、どうしたんだよ?俺らが新撰組だからって、別にお前をしょっぴいたりしねぇよ」



「土方さん、今ゎ平成ぢゃないんですか?」



「、、???へいせい??なんだそりゃ、」



やっぱり!ぢゃあ私、タイムスリップしちゃったの?そんな、ありえないでしょ、タイムスリップなんて現実にあるわけがない!


「お前、意味わかんねぇこと言ってねぇでさっさと飯食えよ、ぢゃあ俺ゎ公務があるから」


そう言って土方さんゎ出ていってしまった。



タイムスリップなんて、、どうして?
私、、、!!あの道、あの道を通った時にタイムスリップしちゃったの?
だとしたら道を探さなきゃ!


私ゎ、引き止める近藤さんと沖田さんにお礼を言いすぐに道を探しに出た。


「、、、ない。」



いくら探しても道ゎ見つからなかった。



「、、、どうして?どうして私ばっかりこんな目にあわなきゃいけないのよ!」


「お父さん、お母さん、会いたいよ、、」


夜になり、辺りに灯りゎひとつもない、月の灯りとケータイの電気だけが頼りだ。


どうしよう、このままぢゃ私、、、



「おいっ、」



誰かに呼ばれる声がした、暗くてよく見えないが、腰に刀らしきものが見える


やばい、私、、、殺される。
恐怖で動けずにいる私に影ゎ近づいてくる、
やばい、どうしよう、、、


「おい、お前こんな所で何してんだよ?迷った癖にまた迷うつもりかよ」


「えっ?」


月明かりに照らされた人影ゎよく見ると土方さんだった。


「、、土方さん」



「ったく、近藤さんと総司に聞いた、お前出てったんだってな、また迷うなんて何してんだよ?ほら、帰るぞ」



そう言って土方さんゎ歩いていってしまった。
土方さん、探しに来てくれたのかな、、



屯所までの道、土方さんゎ一言も喋らなかった。土方さん、怒ってるのかな、また、迷惑かけてしまった。



屯所に着くなり近藤さんと沖田さんが出迎えてくれた。



「美咲さん!どこ行ってたんですか?心配しましたよー、さぁ早く入って入って」


近藤さん、心配してくれていたんだ、、


「すみません、心配おかけしました、また迷惑かけてしまって、、、」


「迷惑なら屯所になって連れて来ませんよ、」


沖田さんも優しい言葉をかけてくれた、


行き場のない私を迎えてくれるなんて、、、
本当に、感謝しかないよ、、、



「おい、そろそろ部屋に戻れよ、外ゎ暗い」



「あ、はい。」



土方さんの後をついていく、
土方さんにあやまらなきゃ


「あ、あの、土方さん、迷惑ばかりかけてすみません。私早く帰り道を探します」



「…、おい、お前ここにいて兵士の飯でも作らないか?」


「え?」



「帰り道わかんねぇんだろ?だったらここにいればいい。」



「土方さん、、、怒ってないんですか?」



「あぁ?お前、なんか俺の嫌がる事でもしたのかよ?」



「助けてもらって、その上寝る場所まで用意してくださって迷惑かけてしまっているので」



「、、俺たちゎ新撰組だ、困った奴を見捨てることゎできねぇよ」



「、、、ありがとうございます。」



「!!!!おい!お前なんで泣いてんだよ!」


!なんでだろう、涙がとまらない。
お父さんとお母さんがいなくなって1人だった私を迎えてくれる場所があるなんて、、



「、、ったく、泣くんぢゃねぇよ俺が近藤さんにドヤされんだよ」



土方さんゎそう言って私の涙を、乱暴だけど優しく拭ってくれた、、、
両親をなくした私を迎えてくれるなんて、
私、ここにいてもいいのかなぁ、、、。


「おい、いつまでも泣いてんなよな」


「はい、、、」


「っさぁて、おい腹へった」



「ふふっ、わかりましたよ」

私ゎ土方さんのお言葉に甘えて、屯所に置いてもらうことにした。
少なくても帰り道が見つかるまでゎ一生懸命、土方さん達に恩返しをしなくちゃ

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