[短]愛した彼女へ 〜最後の恋文〜


「当たり前だよバカッ!

嫌いなんて嘘に決まってるでしょ!?

…そばにいなきゃ…困るよぉっ。

…大好き…っなの…。」



走って僕に抱きつく君は

春の風に吹かれて、

まるでどこかの映画の主人公に見えた。

「ごめん。…ごめんな?

ありがとう、戻ってきてくれて。

ありがとう、好きでいてくれて。」
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