【完】籠球ロマンティック
はっと目が覚めた時には、他のオルフェ一行も眠っていて。
ぐるりと見渡すと、ハーシーが隣でイビキをかいて寝ているのと、イツの姿が見当たらない。
「あれ……今何時だろ」
まだ眠たい瞼を擦ってポケットのスマホを起動させれば、時間は早朝6時30分を過ぎた頃。
今日は土曜日だから学校はないが、朝からバイトだし、そろそろ帰らなきゃ。
「あ、おはよ!ラブちゃん起きちゃった?」
「ヒイロおはよ。夜はありがとう。そろそろ帰ろうと思うんだけど……イツは?」
「イツ君なら一時間くらい前に帰ったよ。今日も仕事みたいだから」
確か、イツはスポーツ用品店の店長やってるんだっけな。そりゃ、土日も関係ないか。
「皆にもお礼言っといてくれ。じゃあまた、そのうち」
「うん!また、そのうち。……あ!」
ニッコリ笑ったヒイロは、何かを思い出したように厨房に走っていく。
多分、まだ帰らない方が良いだろうと判断した俺がそのまま待っていると、ヒイロがニコニコしたまま戻ってくる。
ぐるりと見渡すと、ハーシーが隣でイビキをかいて寝ているのと、イツの姿が見当たらない。
「あれ……今何時だろ」
まだ眠たい瞼を擦ってポケットのスマホを起動させれば、時間は早朝6時30分を過ぎた頃。
今日は土曜日だから学校はないが、朝からバイトだし、そろそろ帰らなきゃ。
「あ、おはよ!ラブちゃん起きちゃった?」
「ヒイロおはよ。夜はありがとう。そろそろ帰ろうと思うんだけど……イツは?」
「イツ君なら一時間くらい前に帰ったよ。今日も仕事みたいだから」
確か、イツはスポーツ用品店の店長やってるんだっけな。そりゃ、土日も関係ないか。
「皆にもお礼言っといてくれ。じゃあまた、そのうち」
「うん!また、そのうち。……あ!」
ニッコリ笑ったヒイロは、何かを思い出したように厨房に走っていく。
多分、まだ帰らない方が良いだろうと判断した俺がそのまま待っていると、ヒイロがニコニコしたまま戻ってくる。