【完】籠球ロマンティック
体育館へ移り、オルフェとの練習で、濃度高い空気を味わうのも、葉月も楽しみで。
「せいっ!24歳の底力!」
「えっ!?ハーシーいつ年食ったの?確か今年24の23じゃなかった?」
葉月が素早くシュートモーションに入り、163センチの小柄な体でゴール下からのワンショットを放ったのを見送ったディフェンスの律子が、長い睫毛をしぱしぱと動かす。
「ん?実は、今日また歳を取ってしまいました」
「ウッソー!事前に言ってよ、おめでとー!」
律子は可愛らしい。モデル体型ではないが、健康的な肉付きに搭載した大きな胸と、その色っぽい体に似合わぬ幼い顔付きのコントラストは、正直生唾ものだ。
そんな律子は無防備極まりない。
少年のような見た目だが、律子より八つも歳上である葉月は大人で、少し、律子が心配になることもある。
「せいっ!24歳の底力!」
「えっ!?ハーシーいつ年食ったの?確か今年24の23じゃなかった?」
葉月が素早くシュートモーションに入り、163センチの小柄な体でゴール下からのワンショットを放ったのを見送ったディフェンスの律子が、長い睫毛をしぱしぱと動かす。
「ん?実は、今日また歳を取ってしまいました」
「ウッソー!事前に言ってよ、おめでとー!」
律子は可愛らしい。モデル体型ではないが、健康的な肉付きに搭載した大きな胸と、その色っぽい体に似合わぬ幼い顔付きのコントラストは、正直生唾ものだ。
そんな律子は無防備極まりない。
少年のような見た目だが、律子より八つも歳上である葉月は大人で、少し、律子が心配になることもある。