【完】籠球ロマンティック
「おいハーシー、そこで肉団子になってねぇでついて来い!連れションだ!」
「へいへい!おにーたまの呼び出しだい、怖い怖い」
半分怒っているようにも聞こえる逸人の大声に、葉月はやはり苦笑混じりで答える。
「ハーシー明日、一日遅れで誕生パーティーやりましょー!」
「あはは、ありがとー!」
逸人について体育館を出ていく小さな体に向け笑顔で手を振る律子に、甘酸っぱいときめきを感じながら葉月は手を振り返す。
そして、逸人と共に『連れション』という名の秘密の喫煙タイムに差し掛かる。
「いやぁ、やっぱ汗かいた後の一服って堪らんよな」
「分かる分かる。堪らんよ」
スポーツマンでありながら、共に喫煙者である葉月と逸人は、煙を吐き出してほぅ、と表情をほころばせる。
外は相変わらず寒くて、二人を凍てつく風で攻撃した。
「へいへい!おにーたまの呼び出しだい、怖い怖い」
半分怒っているようにも聞こえる逸人の大声に、葉月はやはり苦笑混じりで答える。
「ハーシー明日、一日遅れで誕生パーティーやりましょー!」
「あはは、ありがとー!」
逸人について体育館を出ていく小さな体に向け笑顔で手を振る律子に、甘酸っぱいときめきを感じながら葉月は手を振り返す。
そして、逸人と共に『連れション』という名の秘密の喫煙タイムに差し掛かる。
「いやぁ、やっぱ汗かいた後の一服って堪らんよな」
「分かる分かる。堪らんよ」
スポーツマンでありながら、共に喫煙者である葉月と逸人は、煙を吐き出してほぅ、と表情をほころばせる。
外は相変わらず寒くて、二人を凍てつく風で攻撃した。