【完】籠球ロマンティック
直接あの言い争いに入り込む自信のない俺達は、そっと回り込んでハーシーとマカロンの方へ。
「おーい、ハーシーパイセン、これは一体、どうしてまたやり合ってるの?」
「えっとねぇ、うーん。どうしてってのは、再現するから考えてよ、皆で」
一部始終を見ていたらしいハーシーは、マカロンと二人で寸劇を始める。
「まず、1on1をしていた俺達のボールが、彼女の方に転がって、二人で取りに行きました」
説明を始めたハーシーは、マカロンと並んで小走りの動きをする。
「んで、彼女がボールを拾ってくれて、マカロンを見上げました、と」
ハーシーが、自分のポジションからマカロンの目の前に立って、美鶴のポジションに入る。
そして、いつもの一重の大きな瞳をぐっと細め、多分モノマネをしてるのだろう、その顔でマカロンの爪先から頭のてっぺんまでをじろり、と観察する。
さっき話しかけた時、俺やハーシーにした動きと同じだ。
「……グッジョブ」
結構似てるかも。さっき俺にやったあれと全く同じ仕草だ。マカロンは美形で本物のイケメンだから、俺の時より力がこもっていたに違いない。
「おーい、ハーシーパイセン、これは一体、どうしてまたやり合ってるの?」
「えっとねぇ、うーん。どうしてってのは、再現するから考えてよ、皆で」
一部始終を見ていたらしいハーシーは、マカロンと二人で寸劇を始める。
「まず、1on1をしていた俺達のボールが、彼女の方に転がって、二人で取りに行きました」
説明を始めたハーシーは、マカロンと並んで小走りの動きをする。
「んで、彼女がボールを拾ってくれて、マカロンを見上げました、と」
ハーシーが、自分のポジションからマカロンの目の前に立って、美鶴のポジションに入る。
そして、いつもの一重の大きな瞳をぐっと細め、多分モノマネをしてるのだろう、その顔でマカロンの爪先から頭のてっぺんまでをじろり、と観察する。
さっき話しかけた時、俺やハーシーにした動きと同じだ。
「……グッジョブ」
結構似てるかも。さっき俺にやったあれと全く同じ仕草だ。マカロンは美形で本物のイケメンだから、俺の時より力がこもっていたに違いない。