【完】籠球ロマンティック
その光景を眺めていた葉月は、思わず声を出して笑ってしまう。
「あはは!ホント、皇兄妹にレンはたじたじだよねぇ」
その隣で同じようにその光景を眺めていた論理は、楽しそうに笑う葉月の方を向き首をゆったりと傾げる。
「リッコ、どうした、の、かな?」
「んー?ハーシーおじちゃんの予想、あれは女心故の乙女モード」
葉月の答えに論理は『んあー』と猫が鳴くような声を出す。
「リッコ・ザ・乙女モード」
「そーそー。傍観してるこっちからすりゃ、リッコの気持ちもレンの気持ちも簡単に分かるのにねぇ。いやー、青春だこと」
まだ二十代と若い筈の葉月だが、高校生の恋夜達を見ていると、どうしても年配者の気持ちになってしまう。
「あはは!ホント、皇兄妹にレンはたじたじだよねぇ」
その隣で同じようにその光景を眺めていた論理は、楽しそうに笑う葉月の方を向き首をゆったりと傾げる。
「リッコ、どうした、の、かな?」
「んー?ハーシーおじちゃんの予想、あれは女心故の乙女モード」
葉月の答えに論理は『んあー』と猫が鳴くような声を出す。
「リッコ・ザ・乙女モード」
「そーそー。傍観してるこっちからすりゃ、リッコの気持ちもレンの気持ちも簡単に分かるのにねぇ。いやー、青春だこと」
まだ二十代と若い筈の葉月だが、高校生の恋夜達を見ていると、どうしても年配者の気持ちになってしまう。