【完】籠球ロマンティック
マカロンの質問に、待ってましたと言わんばかりにピョンピョン、とリッコが跳ね上がる。


いやさぁ、そんなに跳ねたらね、ほら、あれよ、立派な乳が揺れるんですけど。瞬きするのも勿体ない状況でしょ。


「あ、レン今リッコのおっぱい凝視したでしょ?」


「黙れちびオッサン」


目敏くそれに気付いて突っ込んでくるハーシーに冷たく切り返せば、サド心を擽るようなしょげた顔をするハーシー。


あれ、ちょっと楽しいかも。合法ショタ弄るなんて初めての経験だから楽しいんですけど。


乳を揺らした当の本人リッコはと言うと、そんなこと気にも留めずニコニコ。


「それが聞いてよ!私、ストリートボーラーになって初めて負けちゃったの!」


負けたくせに嬉しそうに目を輝かすリッコ。そして、それに反してその言葉に笑顔を崩し驚愕を滲ませるハーシーと、無表情からスローモーションで目を見開くマカロン。


ハーシーはともかく、無表情を貫いていたマカロンのその顔に、俺も少なからず驚いてしまう。
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