【完】籠球ロマンティック
イン・ザ・×××
「レン、来週の水曜日バイト入れないでおいてね!」
「ねっ!」
「あん?なんだって一体、急だなぁ」
金曜日の昼休み、学食で日替わり定食にガッツいていた俺と佳那汰の元に現れたリッコとマカロンが、いつも通りの急な発言をした。
って言っても、マカロンの場合はリッコに乗っかって言葉よりは音に近いモンを発しているんだけど。
「はは、りっちゃん、主語が抜けてるから恋夜が戸惑ってるよ」
そんな光景が一ヶ月も続いてるモンだから、佳那汰はすっかり慣れた様子。
「マカロン先輩も、少しはりっちゃんの言葉のフォローとかしてあげてよ」
「無理。お喋り、苦手」
最初はマカロンのいかつさにぶっ倒れかけていたというのに、慣れというのは怖いものだ。
「カナ、甘栗いる?」
「えー、じゃあ頂こうかな」
マカロンのおやつ攻撃にも順応している佳那汰は、その色素の薄い指からの『あーん』にも羞恥することなく甘栗を貰っている。
「ねっ!」
「あん?なんだって一体、急だなぁ」
金曜日の昼休み、学食で日替わり定食にガッツいていた俺と佳那汰の元に現れたリッコとマカロンが、いつも通りの急な発言をした。
って言っても、マカロンの場合はリッコに乗っかって言葉よりは音に近いモンを発しているんだけど。
「はは、りっちゃん、主語が抜けてるから恋夜が戸惑ってるよ」
そんな光景が一ヶ月も続いてるモンだから、佳那汰はすっかり慣れた様子。
「マカロン先輩も、少しはりっちゃんの言葉のフォローとかしてあげてよ」
「無理。お喋り、苦手」
最初はマカロンのいかつさにぶっ倒れかけていたというのに、慣れというのは怖いものだ。
「カナ、甘栗いる?」
「えー、じゃあ頂こうかな」
マカロンのおやつ攻撃にも順応している佳那汰は、その色素の薄い指からの『あーん』にも羞恥することなく甘栗を貰っている。