奈落


「──好きだよ…」



中津先輩の唇とゆなの唇が重なった。



──…中津先輩が穏やかな夕焼けの中で笑った。


その笑顔を、心に刻んだ。


今日と云う日を一生忘れないって誓いと共に。



──…5月のはじまり
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