アタシの王子様
「…ご、ごめん」





「部屋に行こう」





謝りながら動けないでいる私の前を、女の子の手を引きながらユウが通りすぎた。





「ちょ、ちょっと…お姉さんがいるのに」




「関係ねえよ」





少し開いてるドアから漏れてくる詰まった声…




聞きたくなくて家を飛び出した。





なんなの?




なんであんな冷たい目で見るの?




私、何かした?




関係ないって何?





なんで?




なんで私…




泣いてるんだろう。
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