【短】可愛い弟は実は可愛くありませんでした!?
でも、今日はしぶといなぁ。
まかなか起きない。
どうしようか・・・。
「美野里ぃ~、大好きぃ!」
いきなり実乃流が飛びついてきた。
なに?この可愛さ///本当に罪な子です。
「どうしたの、実乃流?」
私は優しく実乃流の頭を撫でた。
「学校行きたくない・・。美野里と一緒にいたいよぉ。」
涙目の実乃流。
あぁ、もうかわいすぎる!!
「ずっと一緒だよ?クラスも同じじゃん!」
そう、学校もクラスも同じなんだ。
うちの学校、私立桜ヶ丘学園は完全成熟度制なの。AからEまであって、私たちはAクラスなの。
「そうだけどぉ・・・(美野里に変な虫が付いたらどうすんだよ。)」
「ぐずぐずしないの!朝ごはん冷めちゃう!!」
私は実乃流を引きずってリビングへ向かった。