【短】可愛い弟は実は可愛くありませんでした!?

「ねぇ~美野里ぃ、食べさせて?」


ズキュン///


やばい、今ハート打ち抜かれた。


でも我慢我慢我慢・・・。


「私だって忙しいの!早く食べないと遅刻しちゃうよ?」


私は髪の毛を念入りに整えながら言う。



なんたって私は新入生代表に選ばれたんだから!!((ドヤ

「なんでそんなに気合入ってるの?」


なんでって・・・。


「新入生代表だし?・・・新しい出会いあるかもだし??」

そうそう、春といえば出会いの季節!


そろそろ彼氏・・・いや、好きな人が欲しいなぁなんてお年頃なんです・・。



ダンッ



「・・・え?」


なに・・?

これっていわゆる“壁ドン”!?


女子の憧れのヤツじゃないですかぁ!!




なんて考えはすぐに消え去った。



「ねぇ、俺じゃダメなの?俺くらいだよ・・・美野里のほくろの位置まで覚えてるのは・・。」


実乃流・・・?


違う。こんな実乃流見たことない・・・。


どうしちゃったの?



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