イジワル上司に恋をして
*
一通り、お気に入りのショップを見て回ったけど、さすがにお腹が空いてきた。
携帯で時間を確認すると、午後2時前。
朝ご飯はあのミルクだけだったし、お腹も空いて当然だ。
あまりお財布の中は裕福じゃないけど……たまには。
そう思って、どこかオシャレなお店を見つけたら思い切って入ろうと、きょろきょろしながら歩く。
すると、すぐ先にイーゼルに乗ったブラックボードに目を惹かれた。
あ、あそこにしようかな。ランチメニューたくさんあるみたいだし。
その看板メニューに真っ直ぐむかっていくと、手前に小さなアクセサリーショップがあった。
……わ。かわいー。
歩道に面して、小さめのガラスケースがふたつ並んでいて、思わず足を止めてしまった。
キラキラと、照明を反射しながら並べられてるアクセサリー。ガラスケースの上に置いてあったスタンドミラ―に自分の顔を映してみる。
右手で髪を耳に掛け、穴は空いていてもなにも付けていない自分の耳朶を見た。
ネックレスやピアスなんて、久しく買ってないなぁ。
高いものは無理だけど、このくらいの値段なら……。
2,3千円のタグを見つめて悩んでいると、不意にお腹の虫が騒いで音を上げる。
恥ずかしさに俯いて、周りに誰もいなかったかを確認すると、そそくさと隣のカフェに逃げ込んだ。
いいや。ゴハン食べたあとにもう一度ゆっくり見よう。
外観よりも広めの店内は、テーブル席が15席あるかないかくらい。わたしは奥の方にある中央の席に案内された。
一通り、お気に入りのショップを見て回ったけど、さすがにお腹が空いてきた。
携帯で時間を確認すると、午後2時前。
朝ご飯はあのミルクだけだったし、お腹も空いて当然だ。
あまりお財布の中は裕福じゃないけど……たまには。
そう思って、どこかオシャレなお店を見つけたら思い切って入ろうと、きょろきょろしながら歩く。
すると、すぐ先にイーゼルに乗ったブラックボードに目を惹かれた。
あ、あそこにしようかな。ランチメニューたくさんあるみたいだし。
その看板メニューに真っ直ぐむかっていくと、手前に小さなアクセサリーショップがあった。
……わ。かわいー。
歩道に面して、小さめのガラスケースがふたつ並んでいて、思わず足を止めてしまった。
キラキラと、照明を反射しながら並べられてるアクセサリー。ガラスケースの上に置いてあったスタンドミラ―に自分の顔を映してみる。
右手で髪を耳に掛け、穴は空いていてもなにも付けていない自分の耳朶を見た。
ネックレスやピアスなんて、久しく買ってないなぁ。
高いものは無理だけど、このくらいの値段なら……。
2,3千円のタグを見つめて悩んでいると、不意にお腹の虫が騒いで音を上げる。
恥ずかしさに俯いて、周りに誰もいなかったかを確認すると、そそくさと隣のカフェに逃げ込んだ。
いいや。ゴハン食べたあとにもう一度ゆっくり見よう。
外観よりも広めの店内は、テーブル席が15席あるかないかくらい。わたしは奥の方にある中央の席に案内された。