幼なじみ〜近くて遠い恋の距離〜
教室まで声をかけに行こうか?
電話をして、ごめんねって言う?
それが無理なら…メール?
頭の中はみのりとどうやって仲直りするかでいっぱいだった。
そしてケンカをして4日目。
いろいろ考えたけど、やっぱり電話やメールじゃなくて直接謝って話をしようと思った私は、お昼休みにみのりのいるB組へと向かった。
だけど…
「あははっ、アリサちゃん超うけるんだけど」
「みのり笑いすぎだってば!」
「だってぇ」
B組の教室をのぞく前に、ピタッと足が止まる。
ガヤガヤ賑わう教室。
その中でも廊下に聞こえてくるほどの一際大きな笑い声を響かせていたのはみのりだったからだ。