幼なじみ〜近くて遠い恋の距離〜
「ごめんね!遅くなっちゃって」
「ううん、大丈夫。ハルもまだ来てないし」
俺がそう言うと、岡崎は「そっか」と笑顔を見せた。
やっぱ可愛い。
っつーかスカートすげーミニだし。
脚長っ。
目のやり場に困りながらユリの方を見ると、何故かユリの目はジロッとおれを睨んでいた。
怖っ!
「お前顔怖いぞ」
「元々こんな顔ですけど」
なんだか機嫌が悪いユリ。
さっきまでは普通だったのに。
いきなり何なんだよ?
「わりー!昼まで寝てた!」
だけどようやく現れたハルの姿に四人が揃うと、ユリの態度が気になりながらも俺たちは電車に乗って競技場のスタジアムへ向かった。