幼なじみ〜近くて遠い恋の距離〜
慌ただしく、あっという間に過ぎ去った一学期。
学校はもう夏休みに入り、今年も暑い夏が訪れていた。
「みのりー!見て!おたまじゃくしがいるー!」
「えーっ…見たくない、やだ!」
梅雨も明け、毎日ジリジリと照りつける太陽。
私たちの肌をほんのりと小麦色に変えていく。
暑い暑いが口癖のようになって。
プールか川か。遊びに行くのはそのどちらかばかり。
今日もそう。
ユリとふたりで隣町の川辺に遊びに来ていた。