終わりのない物語~短編集~
流離少女

「…っ、…。」
「気持ちいいのか?」

私を嘲笑いながら、腰を振るのは親戚のおじさん(既婚)。
確か、おばあちゃんの兄弟とかだった気がする。



いつからこんな状況が始まったかというと
母方のおじいちゃんが死んでから。

家でも寝たきりでずっと将棋や囲碁の番組を見てるような人だったから
それほど悲しくはなかったけど
お母さんが泣いていたのには心を痛めた。

そしてお葬式だかお通夜の後に
近しい親戚だけ式場に泊まっていくことになった。


存在はそれ以前に知っていたけど、
そこで、マッサージやらなんやら教えてもらって
私がおじさんが一番好きなスポーツの部活(後から知った)に
入っていることを伝えてから、頻繁に家に来るようになった。
お菓子やらいろいろ私の喜びそうな物を持って。

「足が浮腫んでいる。」
「肩が凝っているから軽くしてやる。」

そういってよくマッサージをしてもらっていた。


余談だが、”成長期”。
女の子なら中学時代に来る人が多いのではないか。
私もその中の一人で、より女性らしい身体へと変化
ーーー詳しく言えば胸の成長など
していた。

そして、少しだけその成長が早かった私は
年の割には、胸が大きかったのを自負していた。



ある日、そのおじさんが家を訪ねた時、
たまたま家には私しかいなかった。
いつも通り、灰皿(おじさんの銘柄はSevenStars)とコーヒーを出して
またいつも通りマッサージをしてもらった。

それは確か冬の日だった。だからおじさんが

「寒いから。」

というもっともらしい理由をつけて
寝っ転がりながらマッサージを受けている私に
毛布を掛けてきたんだ。

おじさんのマッサージは最初から際どい所を触ってくるようなものだったけど
この日を境に、マッサージはマッサージじゃなくてセックスをするための前座になった。



「ほぅ…。他のことを考える余裕が出てきたか。…っ!!」
「あぁっ…はげ、しっ…!!」



あの日、私の中に指を入れてきたあの人は
私が抵抗しないことをいいことに
下半身をはだけさせ、舐めたり入れたり
言葉通り、思う存分楽しんだ。

そしてまた、あの日を境に
おじさんは今まで以上に家に訪れるようになった。

そして毎回、毛布を掛け、指を突っ込んでくる。

もちろん、私からしてみれば
ただただ気持ち悪いだけだったけど
親にはどうしても言えなかった。

何で?と聞かれれば
私が最初に抵抗しなかったんだ。としか言えない。

親に話したところで、おじさんは親戚の人たちから
とても信頼されて、頼られているような人だったから、
どうせ言ったところで、どうにもならないことは分かっていた。

それなら、話すだけ無駄だろう。

そう後付けした。
正直なところ、話すのが怖かっただけだ。


何で最初に抵抗しなかったのか

そう聞かれると、何も言えなくなってしまうから。



「…んぁあ!!」
「いい声だ。それによく締まる。」


一度、前座をしている時に抵抗したことがあった。
そのときも両親は仕事で、リビングでシてた。
だから、おじさんを蹴って自分の部屋に逃げた。

私の部屋は鍵がついてなかったから
おじさんが追いかけてきたら意味がなかった。

でもおじさんは追いかけてこなかった。
そのうちお母さんが帰ってきておじさんは帰った。

私は部屋で、ひたすら泣いていたもんだから
お母さんはすごく驚いた。
当然泣いている理由を聞かれたけど

おじさんのマッサージが嫌だ。
もう家に入れないで。

それしか言えなかった。

お母さんは、分かったと言ってくれたけど
私はきっと無理だろうと思っていた。

おじさんが私の家を訪れれば、当然中に入れるだろうし、おじさんがマッサージをしたいと言って私に触れれば阻止できない。

それでもお母さんのその返事にわずかながら期待していたのに。

しばらくおじさんは来なかった。
でも…この間、ふらっと訪れて、また私はおじさんの思惑通り弄ばれた。

ーーー…私も何やってんだか。


「ひっ…んぁっ、も……もぅ、…っ!」
「ふっ、ん!ふっ、ふっ…!!」

おじさんのこの鼻息の息遣いはいつまでも私に纏わりつく。


*:..。o○☆○o。..:*゜*:..。o○☆○o。..:*


長いっ!!すいません!!
しかも長いのに全然まとまってない!!
ごめんなさい( ;∀;)
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