シャイボーイのオトシカタ
「なんで?」

「なんで、って言われても。。
雰囲気かなー。。。なんか苦手。」

「へ~そうなんだ」

「あ 、あと。。知り合いに会うのが
嫌かな。。」

「あはは~確かに、見つかると面倒いよね」

芸術家には変わり者が多いって
よく言うけど
まんざら迷信でもないな、なんて思った

その後は
目的の映画を見た後
お昼ご飯食べたり
映画の感想を言い合ったり、

なんだか、彼の前では
不思議なくらい飾らない素の自分でいれる。

今までに感じたことのない安心感。

また、彼のポイントは
私の中で大きくなった。

まだ6時だというのに
ショッピングモールをでると
辺りはすっかり暗くなっていた。
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