シャイボーイのオトシカタ
彼といる時間は新鮮だ

こうやって黙ってても
気まずいとか思わない

まるで
ずっとまえからそばにいたような
そんな感じがする

人気のない道で
ふと、気づくと
私は腕を掴んでいた。

でも彼は振り払うこともせず
静かに歩いていた。

二人きりになったら
みんな触ってくるような男しか
私は見てなかったから
こうやって近づいても
何もしない彼を不思議に思い
同時に安心感もあった
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