恋を奏でる軽音部

次の日。



掃除の時間に、結愛とまた生徒会室へ向かった。


もう、すっかり日課。



今日は、ちゃんと翼先輩に用事があって。


と言うか、頑張って用事を作って。




「翼先輩、いますか?」



いつもパソコンの前に座っている先輩が、今日は見当たらない。



「翼は部活行ったよ!部室にいるんじゃない?」



生徒会役員の人が、忙しそうに答えた。




部活かぁ…。


別に、部活を邪魔してまで言うほどの事じゃないしな…。




私は肩を落とし、生徒会室をあとにした。


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