7つの願い石~願いの叶うその日まで~
席に着いてぶつかる視線。






あたしの目に映っている彼は間違いなく朝の彼で……







その彼は口角を上げて笑っている。



「また会えたね。……心音」






陸羽があたしの名前を呼んだ瞬間、クラスがどよってした。



「また会えましたね…り、陸……佐伯君」



あたしが陸羽のことを名字で呼んだ瞬間彼は眉間をクッとしかめた。






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