7つの願い石~願いの叶うその日まで~

見つめ合い

いつもと変わりのない帰り道。


だけどいつもより少し緊張している。




多分それは陸羽と一緒に帰っているのにその彼が一言も喋らないからだ。

いつもはたくさん喋りながら帰っているのに…





「なぁ、」

今まで一言も喋らなかった陸羽が口を開いた。



言葉を発した彼は立ち止まって、




「なんであの時目をそらしたんだ」


あの時というのはきっとクラスのみんなと好きな人のことを話していた時だろう。




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