ド天然!?魔女っ子の秘密【side story】
「ど、どうしたの?」

「どうしたの、じゃねぇよ! とにかく、やっべぇんだよ! 後2分しかねぇよ! 急いで帰らねぇと命がねぇよ!」

どうしようどうしようと、この世の終わりみたいな顔をして騒いでいる。


「ど、どうしたのよ?」

美玲も尋ねた。

「加賀美先生から出てたテストの課題!やってねぇんだよ!」

慌てふためく雅人の代わりに翔太が答えた。

「確か加賀美先生の課題は、今日の14:00が締め切りだったな」

あたしと美玲は、あぁ、と納得した。

雅人は加賀美先生のテストで欠点を取りそうなんだもんね。

提出物は出さなきゃまずいもんね。

けれど瞬間移動を使うなら、まだ時間に余裕はあるよね?

そう思って雅人以外の3人は余裕を持っているんだけど、


「とにかく! 急いで帰るぞお前ら! 早く!」


雅人がそう言って聞かないので、

「…"モーメント・ムーブ"」

仕方なくあたし達は教室に帰ることとした。











         fin.
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