ド天然!?魔女っ子の秘密【side story】
「北斗と七星(ななせ)!?」
古城北斗と古城七星。
ソルテリッジ魔法学園に通っている双子の隊員なんです。ちなみに北斗お兄さんで、七星が妹。
「誰かと思ったら、お前らかよ」
雅人は複雑そうな顔をした。
「…僕たちの、顔、見る、だけで」
「そんな嫌そうな顔をしないでくださる? お父さん」
彼らはニッコリと微笑む。
雅人は更に眉間にしわを刻んだ。
そう。彼らは雅人の息子と娘なんです。勿論、彼らの母親は海音寺美玲ね。
美玲は、今ではあの魔法薬屋、海音寺グループを率いる若社長だよ。かっこいいんだ。
そんな美形な両親を持つ北斗と七星は当然のことながら美形なんです。
特に北斗の美貌は恐ろしく、その顔を見るだけで美形に対する免疫のない人は気絶してしまう。微笑むことが攻撃の一つとして成立しちゃうんだよ。本当に恐ろしい子だ。
「貴方達も、話を聞いていたの?」
そう尋ねると、北斗は頷き、七星は微笑んだ。
「提案、ある」
北斗は真剣な面持ちで一歩前に出た。
「僕たちが、行く」
一瞬、その言葉の意味を理解できなかった。
「ど…こに、行こうというの?」
念のため尋ねてみると「人間界」と返ってきた。
ますます混乱する。
「待って、北斗。それ、どういう意味で言っているの?」
「北斗、どういう意味だ」
あたしと雅人は二人して困惑した。
何を、言いだすつもりなの、この子。
「待って、僕たちって、まさか七星も?」
あたしがハッと七星の方を見ると、七星は微笑んでいた。
「えぇ、もちろん。北斗が行くのなら、私も行かなくてはいけないでしょう? 北斗のことはすごく心配だし、それに北斗と私は一心同体ですもの」
あたしと雅人は顔を見合わせた。
古城北斗と古城七星。
ソルテリッジ魔法学園に通っている双子の隊員なんです。ちなみに北斗お兄さんで、七星が妹。
「誰かと思ったら、お前らかよ」
雅人は複雑そうな顔をした。
「…僕たちの、顔、見る、だけで」
「そんな嫌そうな顔をしないでくださる? お父さん」
彼らはニッコリと微笑む。
雅人は更に眉間にしわを刻んだ。
そう。彼らは雅人の息子と娘なんです。勿論、彼らの母親は海音寺美玲ね。
美玲は、今ではあの魔法薬屋、海音寺グループを率いる若社長だよ。かっこいいんだ。
そんな美形な両親を持つ北斗と七星は当然のことながら美形なんです。
特に北斗の美貌は恐ろしく、その顔を見るだけで美形に対する免疫のない人は気絶してしまう。微笑むことが攻撃の一つとして成立しちゃうんだよ。本当に恐ろしい子だ。
「貴方達も、話を聞いていたの?」
そう尋ねると、北斗は頷き、七星は微笑んだ。
「提案、ある」
北斗は真剣な面持ちで一歩前に出た。
「僕たちが、行く」
一瞬、その言葉の意味を理解できなかった。
「ど…こに、行こうというの?」
念のため尋ねてみると「人間界」と返ってきた。
ますます混乱する。
「待って、北斗。それ、どういう意味で言っているの?」
「北斗、どういう意味だ」
あたしと雅人は二人して困惑した。
何を、言いだすつもりなの、この子。
「待って、僕たちって、まさか七星も?」
あたしがハッと七星の方を見ると、七星は微笑んでいた。
「えぇ、もちろん。北斗が行くのなら、私も行かなくてはいけないでしょう? 北斗のことはすごく心配だし、それに北斗と私は一心同体ですもの」
あたしと雅人は顔を見合わせた。