ド天然!?魔女っ子の秘密【side story】
放課後の図書室は人も少なく、生徒が数人いるだけだ。
俺はたまたま本を借りようと思ってここに足を運んだだけだ。ただ純粋に面白い本を探しに来ただけだ。それなのに
「あ、あの私、柏木先輩のことが、す、好きです!あの、つ、付き合ってください!」
どうして、こうなる?
俺は気づかれないように溜息をついた。
どうも、柏木翔太です。
サファイアの一件で絶体絶命の状態だったけど、あいつのおかげで無事生還し、
今では3年SCのNo.1ということで生徒会長も務めています。至って普通の高校3年生、
と言えない辺りが若干哀しい。
高校生ですが、魔物退治屋"サファイア"の当主をしています。
それ以外はきっと普通の高校生と同じはず。
高校生活も残り僅か1ヶ月。あとは卒業式を迎えるだけ、というそんな俺の目の前に、女子生徒が一名。
多分一年生ではないかと思われる。
女子生徒は顔を真っ赤にして、これ以上ないくらいに緊張しているのが見て取れる。
「あ、あの少しだけ、いいですか?」と話しかけられたときから嫌な予感はしていたのだが、やっぱりこれだったか。
「ごめん。俺、好きな奴いるから。」
それだけ言うと、俺は絶望するその女子生徒を残して図書室を出た。
別に気まずくなったわけじゃない。女子生徒に話しかけられるまで本も探していたのだが特に面白そうな本もなかったからだと断言しておく。
俺はたまたま本を借りようと思ってここに足を運んだだけだ。ただ純粋に面白い本を探しに来ただけだ。それなのに
「あ、あの私、柏木先輩のことが、す、好きです!あの、つ、付き合ってください!」
どうして、こうなる?
俺は気づかれないように溜息をついた。
どうも、柏木翔太です。
サファイアの一件で絶体絶命の状態だったけど、あいつのおかげで無事生還し、
今では3年SCのNo.1ということで生徒会長も務めています。至って普通の高校3年生、
と言えない辺りが若干哀しい。
高校生ですが、魔物退治屋"サファイア"の当主をしています。
それ以外はきっと普通の高校生と同じはず。
高校生活も残り僅か1ヶ月。あとは卒業式を迎えるだけ、というそんな俺の目の前に、女子生徒が一名。
多分一年生ではないかと思われる。
女子生徒は顔を真っ赤にして、これ以上ないくらいに緊張しているのが見て取れる。
「あ、あの少しだけ、いいですか?」と話しかけられたときから嫌な予感はしていたのだが、やっぱりこれだったか。
「ごめん。俺、好きな奴いるから。」
それだけ言うと、俺は絶望するその女子生徒を残して図書室を出た。
別に気まずくなったわけじゃない。女子生徒に話しかけられるまで本も探していたのだが特に面白そうな本もなかったからだと断言しておく。