ド天然!?魔女っ子の秘密【side story】
しばらくするとあたしの涙も乾いてくれた。
「どうして、俺が由良のことが嫌いじゃないかなんて疑ったんだ?」
抱きしめたままの状態で尋ねてくる翔太。
この格好は恥ずかしいのだけれど、でも一番落ち着くので、このままでもいいかな、なんて思ってしまう自分に従うことにした。
「だって…翔太、不機嫌だし、無口だし、あたしのことを無視するし…」
不思議と、翔太に抱きしめられていると素直になってしまう。
今までだったら、こんなこと言えなかったのに…
ちらっと翔太を見ると、
「ハー」
思いっきり溜息をついておられた。頭をかきあげている。ど、どうした?
「何だ、そういうことか…」
「え…?」
訳が分からず聞いてみると、
「ごめんな、あれただのヤキモチだから…」
「やき、もち…?」
餅?いつ焼いたの?食べたかった…
「言っておくが食べる餅じゃないからな。
由良が雅人に笑いかけるから、妬いた…」
あぁ、そっちか!
って、妬いた…?
「や、妬いたの…?」
尋ねると、
「…」
無口だったけれど、顔が真っ赤だった。
何も言わないってことは、そういうことなんだよね…?
「どうして、俺が由良のことが嫌いじゃないかなんて疑ったんだ?」
抱きしめたままの状態で尋ねてくる翔太。
この格好は恥ずかしいのだけれど、でも一番落ち着くので、このままでもいいかな、なんて思ってしまう自分に従うことにした。
「だって…翔太、不機嫌だし、無口だし、あたしのことを無視するし…」
不思議と、翔太に抱きしめられていると素直になってしまう。
今までだったら、こんなこと言えなかったのに…
ちらっと翔太を見ると、
「ハー」
思いっきり溜息をついておられた。頭をかきあげている。ど、どうした?
「何だ、そういうことか…」
「え…?」
訳が分からず聞いてみると、
「ごめんな、あれただのヤキモチだから…」
「やき、もち…?」
餅?いつ焼いたの?食べたかった…
「言っておくが食べる餅じゃないからな。
由良が雅人に笑いかけるから、妬いた…」
あぁ、そっちか!
って、妬いた…?
「や、妬いたの…?」
尋ねると、
「…」
無口だったけれど、顔が真っ赤だった。
何も言わないってことは、そういうことなんだよね…?