ド天然!?魔女っ子の秘密【side story】
「由良、ちょっと目瞑っていてくれるか?」


「え?」


「3秒だけでいいから」


翔太に微笑まれると、あたしは途端に弱くなる。何も言えなくなるの。


言われるがまま、あたしは目を瞑った。ギュッと力を入れて。






「three…





two…





one」







目を開けると同時に聞こえてきたのは、







「由良、Happy birth day!」








優しく微笑んだヤツと、綺麗で美味しそうなバースデーケーキだった。

ケーキの上には"Happy birth day Yura"の文字。


何これ…


目の前で起こる事態についていけない。


ポカン、と口を開けたまま放心状態。
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