短編しゅうっ!!
「でも、本当にこんな遅くまで、ありがとね。」

結局、門までは雪乃の傘に入れてもらうことにした。
門から先はバスを使う雪乃と帰る方向が違うから。

「まあ、私も一応、生徒会の人だしね。」

今日は来月号の学校だよりの編集を手伝っていた。
意外とレイアウトとかが難しくて、
手こずってしまい、
気がつくと、最終下校時刻ギリギリの時間だった。

「お!やっと自覚でてきたか!」

「流石に何もできなさすぎて雪乃に悪いと思ってきたし。」

「えー…大丈夫だよ。
前も言ったけど、凛は痒いとこに手が届くの!
今日も本当、助かった。」

「お安い御用さ。まあ、今度は雨が降らなさそうな日が良いけどね。」

「それは凛が悪いの!」
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