大人の臆病【短編】
お前は知らないだろうけど俺はお前の上司になる前から雅を見ていたんだ。
まだ君がこの会社に入ってきたばかりにあった社員旅行で俺の恋は始まったんだ。
俺は雅を見た時、一瞬で目を奪われた。
浴衣姿で空を見つめている君に俺は一目惚れしたんだよ。
身長はそんなに高くないのに大人っぽく綺麗な顔立ち
そんな君が暗くなった空を見ながら両手を上げて掴まえる事なんて到底無理なキラキラした星を触ろうとしていたんだ。
そんな無邪気さに俺は思わず顔の筋肉が緩んだ。
それから、俺は仕事に行っても君に会いたくて会いたくて探したんだ…
雅は全く俺の事など気にしていなかっただろうけど、俺はエレベーターが一緒になれば
凄く近くに居るみたいで嬉しかった。
君はいつもエレベーターから降りる時、可愛く微笑んで相乗者達に会釈をして降りるんだ。
そんな君に俺はどんどん惹かれていったんだよ。
俺が君に会ってから3度目の春にようやく雅に気付いて貰える様になったんだ。
嬉しかった。毎日、雅を見ていられる。
俺の存在にも気付いて貰える。
そんな気持ちでいっぱいだったんだ。
まだ君がこの会社に入ってきたばかりにあった社員旅行で俺の恋は始まったんだ。
俺は雅を見た時、一瞬で目を奪われた。
浴衣姿で空を見つめている君に俺は一目惚れしたんだよ。
身長はそんなに高くないのに大人っぽく綺麗な顔立ち
そんな君が暗くなった空を見ながら両手を上げて掴まえる事なんて到底無理なキラキラした星を触ろうとしていたんだ。
そんな無邪気さに俺は思わず顔の筋肉が緩んだ。
それから、俺は仕事に行っても君に会いたくて会いたくて探したんだ…
雅は全く俺の事など気にしていなかっただろうけど、俺はエレベーターが一緒になれば
凄く近くに居るみたいで嬉しかった。
君はいつもエレベーターから降りる時、可愛く微笑んで相乗者達に会釈をして降りるんだ。
そんな君に俺はどんどん惹かれていったんだよ。
俺が君に会ってから3度目の春にようやく雅に気付いて貰える様になったんだ。
嬉しかった。毎日、雅を見ていられる。
俺の存在にも気付いて貰える。
そんな気持ちでいっぱいだったんだ。