男子校吹奏楽部員と奏でる恋
「あれぇー?藍華ちゃん、楽器出さないの?」

雛汰のその目、反則だよ。

「う…うん。手入れ終わってないし見るだけにしようと思って。」

私が言い終わると、「そっかぁー…。」と、どこかへ行ってしまった。


午後1:00、合奏が始まる。
「「「お願いします。」」」

それでは今日はサビの部分を合わせます。

1,2,……。

~♪…~…♪


音、スッゴく綺麗…。
奏高の音がある。


でも…みんなバラバラ。
息が揃ってない。

……あぁ、もう!
イライラして来たっ!

「ストーーーップ!」


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