最愛 ーサイアイー
俺は、美幸の背中に手をまわすと、美幸の体を両手で持ち上げた。
いわゆる姫抱っこってやつ。
「ひゃぁっ///」
慌ててしがみついてくる美幸が、また可愛いくて。
俺も美幸と同じくらい真っ赤になりそう。
「ほら、ブーケトスするんだろ?」
美幸の希望どうり、この後は階段の上からブーケトスをする。
「こ……このまま?」
真っ赤になりながら恥ずかしそうに笑うから、
本当に我慢の限界なんですけど。
もしも家だったら、絶対に押し倒してた。
「ほら、早く。」
恥ずかしがっている美幸に、つい意地悪をしてしまう。