最愛 ーサイアイー
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「美幸ーー。」
橋本は情緒不安定だったため、無理矢理帰らせた。
1人っきりーーーいや2人の病室のベッドの傍に俺は立っている。
白い布団の中で気を失ったように眠るーーーいや、気を失った美幸。
その姿は、どこにも怪我はないのに、痛々しいかった。
「お前が無事で良かった。」
心からお前だけが好きだから、
俺はお前だけを想ってしまうーー。
瑠衣。
美幸を守ってくれて、ありがとう。
ー優也side・完ー