最愛 ーサイアイー
3度目の恋。
3度目の誓い。
もう、絶対にこの人しかいないと決めれた。
あの日、優也に告白した日から大きくなる想い。
「--誓いますか?」
「はい、いつ、いかなるときも、新郎を愛することを誓います。」
私だって迷いなんてないよ。
だってもう、君しか愛せないのはわかってる。
優也と目を合わせて向かい合った。
私の左手をとると、薬指にゆっくりと指輪をはめてくれた。
同じように、私も震える手で指輪をはめる。
優也は、私のヴェールをあげて、顔を近付けた。
「もう絶対ぇ離さない。」
その言葉とともに、唇が触れる。