先生×私~隣の部屋の王子様~


「か、カレー出来たんで…………。
食べましょ?」

「お!うまそー!
いただきます!」

お、王子が………………。
私のカレー食べてる…………。

「うまっ!!!」

「……よ、よかったです……//////」

「すげーな、高2女子やるな。」

「いや、だから、高2の代表じゃないですってば!」

「いやー、良かった!
今日コンビニ弁当の予定だったからな…。」

「身体に悪いですよ。」

「毎日じゃねぇぞ?笑」

「……だとしても!
………………作らないんですか?」

「まだ片付いてないからさ、作るに作れないんだよねー。
………………言っとくけど俺、料理できるかんな?」

「え?」

「まぁ、カレーとかは一人暮らしだとなかなか作らないから久しぶりに食べたけどな。」

そーなんだ…………。


「……でも、なんで今頃引越しですか?」

「あー、それ聞くか。笑」

「そりゃ気になりますもん!」

「だよなー……笑
実はさ、前のアパートボロくってよ。
耐震工事しなくちゃいけないらしく……
でも大家もそんな金なくて
とりあえず人住めないからって言われて慌てて引っ越し的な 笑」

うわ…………災難すぎる……


「大変ですね。」

「そーなんだよ!片付け終わんねぇし!この調子じゃ明日は確実コンビニだわ。」

「………………。明日も来ます?」

「へ?」

「あ、っていってもカレーうどんくらいしかリメイクしませんけど。」

「マジか…………。カレーうどん……うまそーだな……どーすっかな。」

「まぁ、来たくなったら来てください。
ドア開けとくんで。」

「いつでも行っていいわけじゃねぇだろ!プライベートあるだろうし……。」

「…………確かに!」

「お前……どっか抜けてんのな笑」

ぅ………………

詩穂にも言われたよーな………………。
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