先生×私~隣の部屋の王子様~
Daily work
家に帰り早速カレーうどんを作る。
先生……美味しいって言ってくれるかな。
……まって……
ドキドキしてきた。
部活の時は平気なのに……。
ピロリン♪
ケータイが光る。
『今学校出た。
腹へったから よろしく。』
プッ……
先生らしいメールにドキッとする。
なんか、彼氏みたい。
いや!
ダメよ菜月!
こんなことでニヤニヤしちゃダメ!
心に言い聞かせて落ち着かせる。
お腹減ってるのか……
サラダも作っちゃお。
テキパキと料理を作る。
早く。
早く会いたい。
私……
よっぽど好きなんだな……。
20分後。
ピロリン♪
『ドアを。』
………………。
一言すぎる。
私はベランダに出てドアを開ける。
ガチャ)
「どーぞ。」
ドアの向こうには会いたかった人の顔。
まだスーツ姿。
「おぅ!さんきゅ。」
「……着替えてからでよかったんですよ?」
「んー、早く食いたかったんだよね笑」
慣れた様子でドアをくぐる先生。
部屋に入ると先生の顔がニコッと微笑む。
「なんか美味そうな匂いがする。」
「先生…………。」
じーっと先生の顔を見つめてみる。
「わぁってるよ!
手を洗ってこい だろ?」
「よくできましたぁ!笑」
手を洗った先生が
ニコニコしながらテーブルで待っている。
「菜月は部活やるときはポニーテールなんだな!」
え?
いま、菜月って……?
「あの……先生?」
「ん?」