先生×私~隣の部屋の王子様~

「よ、呼び方……?」

「え、昨日 菜月 で定着したんじゃなかったっけ?」

「で、でも学校じゃ……」

「そりゃ学校じゃ俺の生徒だし。
ここではお隣さんだろ?」

「な、な、何ですかそれ!」

ヤバイ。
絶対赤くなってる。


「だから、本当はここでは先生って呼ばれたくないんだよなー笑」

「……………………。何が……言いたいんですか。」

「啓太って呼んでみる?」

?!?!!!照

「い、イヤです!」

ってか、照れてムリです。

「まぁだよな笑」

「啓太さん……とかは?」

「それ笑うわ。
まぁ、呼びやすいのでいいよ。」

「だ、だったら……先生……で。」

「しゃーねぇーな。
カレーうどんに免じて許してやろう!」

なにそれ……

「………………。
はぃ、カレーうどん……あと、サラダも。」

「おぉ!うまそ〜!!いっただっきまーす!」

どうかな…………?

「うま!
昨日のカレーが見事に和風に!
お前スゲェな。こんなうまいもん食って生きてんのか!」

大袈裟でしょ……。

「そーですか?
……………………。毎日来ます?笑」

「えっ………………?」

「毎日料理しますからね。」

「食費かさむだろーが、
いいよ、大丈夫。」

……残念。

毎日来てくれたら…………幸せだったのに。


「…………でも。」

ん?

「週1くらいは食いたいかも。」

「え?!」
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