先生×私~隣の部屋の王子様~


な、なに?
今……なんて?


「あ、あの………………。」

「毎週日曜日とかは?」

「あ、あの………………い、一緒に食べてくれるんですか?」

「おぅ!食べてやる!
つか、食べさせて?」

「は、はぃい!
喜んで!!」

「あ、じゃあ木曜日は俺ん家来いよ。
それで食費チャラでいい?」

「はい!」

なんか……すごいことになってる。


「んじゃ、決まりな。
木曜日は勉強道具もってこい。」

「え゛………………。」

「まぁ、菜月は教えなくても理解してると思うけど。」

「いや、そんなことは…………。」

「まぁ、食事代とゆーことで!
あ、そーだ。これからお世話になるから恵子先生にお線香あげていいか?」

「あ、はい!」


お母さんの仏壇の前に座る先生。
手を合わせて目をつぶっている。

「ふぅ…………」

先生が一息ついて立ち上がった。

「恵子先生に娘の料理美味かったって報告できてよかったわ。」

先生…………。
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